人生の全盛期

「みなさんは、いくつまで生きたいですか?」

こんな質問をされたことないですよね。

「私は95歳以上生きたい」と言うと「そんなに生きたくないわ」という人がほとんどです。

 

では。質問を変えて

「みなさんは、いくつまで生きる予定ですか?」

だったらどうでしょう

「そんなこと考えたことないわ」と呆れられます。

でも、よく考えて欲しいのです。

考えてこなかったツケが出始めているとは思えませんか?

個人の努力とは違ったところで、平均寿命が伸び続けています。

自覚はないと思いますが、事実なのです。

自覚がない、考えたことがない、死ぬことを考えるのはタブーとしてきたツケです。

支えられる高齢者が増加し、その年金受給期間が長くなり、支える若者人口は減少しつつある中で年間に支給できる年金金額が減るのは当たり前ですし、税金で対応するためには大幅な増税が必要です。

こんなことがまかり通るはずはありません。

全日本人が来るべく未来を理解して生き方を変える必要があります。

20歳前後を青春期として、大人たちからいろいろ指導いただきましたが、定年後が長い昨今ではむしろ定年後を全盛期とする考え方の方が理にかなっています。

そのことを早くから提唱されていた「ピーター・ラスレット」の考え方などを参照しながら、人生の全盛期について考察してみたいと思います。

ピーター・ラスレット「人生四段階区分説」

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